前に読んでた小説で、こんな言葉が出てきた。
主人公は167センチで28kgのガリガリの女の子。
そんな彼女に向って母親は、
「モデルでもないあなたが痩せて誰が喜ぶわけ?」
と、やせ細った身体を見ながら問いかけた。
その言葉に対して主人公は
「痩せるのは人のためじゃない、私の誇りのため。」と反論した。
その反論を聞いて彼女の父親は
「本当に今のそんな姿に、誇りをもてるのか」と聞き返す。
そんな言葉に対しても彼女は
「ここまで来るのは、大変だったんだから」と、笑顔で言い返す。
確かこの小説は実話をもとにしていたはず。
28kgまで痩せてしまうのは健康に悪すぎるけど、
世の中には、自分の誇りのために、命懸けで痩せて
その痩せた体を守ろうとする人がいる。
そんな女の子たちに、美しさや強さを感じて
すごく魅力を感じてしまう自分もいる。
きっと、彼女たちは今の闘いを大切にしている。
けど、その闘いは人生にとって必ずプラスになるとは限らない。
だからこそ、途中で命を落とすことなく、
無事な人生を楽しんでほしいと心の底から思ってしまう。
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