人生最悪の中学を卒業して、
私は少し離れた私立の高校に入学した。
その高校は馴染みやすい学校だった。
高校生活は人見知りな私でも
女の子の友達もたくさんできて楽しく過ごせた。
ただ、段々私はほっそりした友達の脚を見て
悲しい気持ちになるようになった。
そう、私は中学から肥満体型が加速していって、
MAXで158センチの身長で75キロ越えだったのだ。
高校生になっても母が料理を作っていて
私が沢山食べないと「また辛い思いしているの?」と心配になってしまうのだ。
今思うとこの頃の母は少し神経質だったと思う。
中学の私の様子を知っているからこそ、
私が「友達みたいに痩せたい!」といっても、
聞く耳持たずに食べさせようとしてくる生活だった。
もちろんこんな食生活を続けていれば
どれだけ気をつけても太るのは当たり前。
高校生の時に制服を買う時も
「太ってもいいように大きいサイズを買おう」と言ってたっけな…。
そんな母に反抗して
毎日ケンカをしながらも私は食事制限を始めた。
唯一母に見られない学校でのお昼ご飯を減らして、
朝食や夕食も意地でも量を減らすようなやり方。
運動は少し苦手だったけど、
部活に入って少しでも痩せれるように頑張った。
そのかいもあって、当時のぽっちゃり体型からは
少しずつ痩せてきて周りにも
「痩せて可愛くなったね」なんて言われるようになっていった。
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