私は中学生の頃に両親の離婚を経験した。
私の父は自分の価値観が全ての人で
価値観に合わない人を小馬鹿にしたり、
自分の想い通りにならないと横暴になる人だった。
それは私に対しても同じで、
勉強が苦手だった私はよく父に
「本当にお前は馬鹿だな」とののしられていた。
反抗的な事を言うと家から追い出され、
玄関のカギを閉められて
次に家に入れるのは父が寝た後に
母がこっそり家に入れてくれる時だった。
当時小学生だった私は
そんな地獄のような日々のストレスで
少しずつ心がおかしくなっていってしまった。
小学校5年生になったころ、
私は”チック症”を起こしてしまった。
チックというのは、無意識に体が動いてしまったり
変な声を出してしまう心の病気である。
症状は高校生くらいまで続いたけど
この時が一番制御できずに辛かった記憶がある。
私の場合は
常に目の奥に違和感が合って
変顔の時見たく白目をむいてしまう症状だった。
自分では制御できずに
出てしまうものだからなおさら悲惨で
クラスの子に気持ち悪いと距離を置かれたり
おかしな子がいると学年で話題になったり
周りから避けられて一人ぼっちになっていた。
勉強も苦手な上チックで授業も集中できない。
スポーツも得意なわけではない。
周りのクラスメイトは楽しく過ごしている中で
自分だけは何もできず周りに避けられる。
この時はまだ自分は
「障害がある」ということを知らなかったから、
なんで他の子とこんなにも違うのかを悩んでいた。
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